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流山稲門会

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カテゴリ:駅シネマ( 21 )


2019年 07月 17日

駅シネマ同好会で『ゴールデン・リバー』を観ました

              嶋沢伶衣子(文学部卒)


*令和元年7月14日(日)、駅シネマ同好会第51回映画鑑賞会で『ゴールデン・リバー』を観ました。

ベネチア国際映画祭で、銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した作品で、

西部劇とサスペンスの組み合わせが、独特な世界観を産み出していました。

*今回は(順不同)牛島さん、村岡さん、小林晃一さん、内木さん、小沼さん、古澤さん、徳竹さん、江後田さん、中津さん、嶋沢の10名が参加しました。

映画を観た後、庄屋・流山おおたかの森店で「ランチ会」も開きました。皆さま、ご参加ありがとうございました(^^

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クローバー『ゴールデン・リバー』

原作『The Sisters Brothersby Patric De Witt

監督 ジャック・オーディアール

キャスト

  ジョン・C・ライリー~イーライ・シスターズ(殺し屋兄弟の兄)

  ホアキン・フェニックス~チャーリー・シスターズ(殺し屋兄弟の弟)

  キャロル・ケイン~ミセス・シスターズ(兄弟の母親)

  ルトガー・ハウアー~”提督”(一帯を仕切る commander

  リズ・アーメッド~ハーマン・カーミット・ウォーム(化学者)

  ジェイク・ギレンホール~ジョン・モリス(化学者ウォームを探す連絡係)

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クローバー『ゴールデン・リバー』あらすじ(触りだけ)

~ 時はゴールドラッシュ。オレゴン準州に、最強のならず者と恐れられるシスターズ兄弟がいた。

シスターズ兄弟と連絡係のモリスは、一帯を仕切る”提督”から、化学者ウォームを探し出して始末するよう依頼された。

ウォームは、野蛮な世界を終わらせて民主主義の理想郷を創る資金を集めるため、ある薬品を開発した。その薬を川に流し込むと、金が発光して、採取しやすくなるのだ!

~大量の金を得て理想郷を創りたい化学者ウォーム、そんな彼に心酔していくモリス、裏社会から足を洗いたくなるシスターズ兄、裏社会でのし上りたいシスターズ弟

~この4人の思惑が複雑に絡み合って、予想外の展開になっていき…!(以下略)

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クローバー『ゴールデン・リバー』感想

*ウェスタン映画は古臭いイメージがありますが、ウェスタンとサスペンスを融合させた作品は世界初なので斬新でした。西部劇が、新境地を切り拓いた感じがしました。

*穏やかな兄と好戦的な弟、理想郷の実現を目指すウォームと彼を捕えようとするモリス等、それぞれの個性がぶつかり合い、それぞれの持ち味を発揮して、”ケミストリー”を起こしました。

一攫千金で黄金を得た後の展開もスリリングで、終盤は、シスターズ兄弟の再出発を予感させる内容で、優しい余韻に包まれました…。

*尺の関係からか省略された場面があった様でした。(一帯を仕切る”提督”が、いつの間にか亡くなっていた箇所等)。原作を読んでから映画を観れば、より一層 楽しめたと思います。

~以上、映画の感想です。

クローバー『ゴールデン・リバー』公式サイトはコチラ↓

https://gaga.ne.jp/goldenriver/

ハート黄これからも皆さまと一緒に映画を観て 理解を深めたり雑談を楽しみたいので、どうぞ宜しくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。<(__)>


駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわれいこ)

Tel:080-1123-8222

E-mail:cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp



by tnagareyama | 2019-07-17 18:41 | 駅シネマ | Comments(0)
2019年 05月 23日

駅シネマ同好会で『お父さん、チビがいなくなりました』を観ました

嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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令和元年5月12日(日)、駅シネマ同好会第50回映画鑑賞会で『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』を観ました。

今回は、向かって左より、菅原美代子さん・嶋沢・鈴木一嘉さん・古澤さん・勝山徳三郎さん&勝山千代子さんの6名が参加しました。映画を観た後、庄屋・流山おおたかの森店で「夕食会」を開きました。皆さま、ありがとうございました(^^

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*原作 漫画家・西 炯子(にしけいこ)

*監督 小林聖太郎

*キャスト

 倍賞千恵子~武井有喜子役

 藤竜也~武井勝役

 小市慢太郎~長男・武井雅紀役

 西田尚美~長女・武井祥子役

 市川実日子~次女・武井菜穂子役

 佐藤流司~ペット探偵役、劇中韓国ドラマのヨンギ役

 4歳の猫「りんご」~13歳の猫「チビ」役

 小林旦弥~将棋道場に通う山崎役

 濱田和馬~若き日の武井勝役

 優希美青~若き日の有喜子役

 吉川友~若き日の志津子役

 星由里子~志津子役(2018年永眠、本作が遺作となりました…)

『お父さん、チビがいなくなりました』あらすじ

舞台は東京都 昭島市。3人の子供を育て上げた熟年夫婦の勝と有喜子は、愛猫チビと一緒に暮らしていた。平穏そうな暮らしの中で有喜子はある不安を抱き、次女の菜穂子に「お父さんと別れようと思う」と打ち明けた。 そんな折、猫のチビが姿を消してしまった!二人は離婚の危機を乗り超えられるのか…!?

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『お父さん、チビがいなくなりました』感想(ネタバレ含む)


~ ベタな展開で 突っ込み所もありましたが、家族や夫婦の絆について考えさせられる良い作品でした。歳を重ねた夫婦のロマンス映画は少ないので、観てよかったです。

令和の前の前・昭和の武井勝は、”絶滅危惧種”と言えるレベルの「亭主関白」で、有喜子は、勝の靴下まで脱いであげる程尽しました。夫が足を出す➡妻が靴下を脱ぐ、このタイミングも絶妙で、長年連れ添った夫婦の阿吽の呼吸が感じられました。

~ところが、チビが姿を消してからすれ違いや衝突が目立ち、離婚の危機に陥りました。この先二人はどうなってしまうのか?とハラハラしましたが…、最終的に、夫婦で改めて向き合い、愛を告白しあいました!! 私は恥ずかしくなって 二人を直視できませんでしたが、「想いを伝える」事の大切さがよく分かりました。

~昭和40年代、渋谷駅のミルクスタンドで7時25分に出逢い恋に落ちた二人。”運命の赤い糸”で結ばれている二人だからこそ、もつれた糸を巻き直せたのだと思いました。

~高齢化が進み、熟年夫婦が増えてきた様に思います。勝と有喜子の様に、夫婦で寄り添い支え合って生きていきたいですね! (^^)(^^)

『初恋 お父さん、チビがいなくなりました』公式サイトはコチラ↓

http://chibi-movie.com/

💛これからも皆さまと一緒に映画を観て 理解を深めたり雑談を楽しみたいので、どうぞ宜しくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。<(__)>

駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわれいこ)

Tel:080-1123-8222

E-mail:cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

( 完 )



by tnagareyama | 2019-05-23 20:15 | 駅シネマ | Comments(0)
2019年 02月 20日

駅シネマ同好会で『ファースト・マン』を観ました

嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*2月10日に、駅シネマ同好会 第49回映画鑑賞会で『ファースト・マン』を観ました。

今回は、(敬称略)前列左より、牛島・上谷・遠山・嶋沢、

後列左より、鈴木・菅原・河合・川口・高橋・小沼・笠井・村岡・徳竹、の13名が参加しました。

映画を観た後、庄屋・流山おおたかの森店で「夕食会」を開きました。

皆さま、ありがとうございました(^^

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FILMMAKERS

監督/ 製作

デイミアン・チャゼル

製作

ウィク・ゴッドフリー、マーティ・ボーウェン、アイザック・クラウスナー

製作総指揮

スティーヴン・スピルバーグ、アダム・メリムズ

CAST

ニール・アームストロング(アポロ11号船長、月面を歩いた最初の宇宙飛行士)

ライアン・ゴズリング

ジャネット・アームストロング(アームストロングの最初の妻)

クレア・フォイ

エドウィン・オルドリン(月面を2番目に歩いた アポロ11号の飛行士)

コリー・ストール

マイケル・コリンズ(アポロ11号の飛行士 撮影等のため月を踏まなかった)

ルーカス・ハー

エド・ホワイト(アメリカ人で初めて 宇宙遊泳に成功した飛行士)

ジェイソン・クラーク

ディーク・スレイトン(マーキュリー計画に選抜された飛行士兼エンジニア)

カイル・チャンドラー

ボブ・ギルルース(有人宇宙船計画の総責任者兼 宇宙飛行士たちの指揮官)

キアラン・ハインズ

エリオット・シー(ジェミニ5号バックアップパイロット ジェミニ9-A号船長)

パトリック・フュジット

『ファースト・マン』 感想 (ネタバレ含む!)

~ 前人未到の 月への有人飛行計画の全貌が、淡々と描かれていました。演出も控えめでしたが、全編に渡って緊張感があり、「実話」の重みが伝わってきました。無音シーンも効果的で、広大な宇宙に畏敬の念を覚えました。

~ この作品を観て、当時のテクノロジーで月を目指す事がどんなに大変だったかを 知る事ができました。命懸けで挑む宇宙飛行士たちに、心を打たれました。

この映画は”宇宙飛行士の目線”で撮られているので、私も狭いロケットに乗って宇宙へ飛び立ったような、そんな感覚も覚えました!

~『ファースト・マン』はリアリティーを追及したドキュメンタリータッチの作品ですが、終盤は、暗喩的で、余韻に溢れていました…

月面に降り立ったニール・アームストロングは、幼くして亡くなった娘カレンの形見のブレスレットを”静かの海”に置きました。国の威信を賭けたプロジェクトの最中に 娘の品を月に残していいのか?公私混同ではないか?と私は思いました。

けれども、『ファースト・マン』のパンフレットによると、この場面だけは 「想像」だそうです。想像の解釈は人によって違いますが、ニールにとって、カレンは「月」だったのではないでしょうか?彼は、蒼穹へ昇った娘へ辿り着こうとして、地球から「月」を目指したのかもしれません。月で娘と再会し自分なりの弔いをして、気持ちの整理ができた様に思います。ニールが娘の元へ帰還できて本当に良かったです。。。

『ファースト・マン』公式サイトはコチラ↓

https://firstman.jp/ 

💛これからも皆さまと一緒に映画を観て 理解を深めたり雑談を楽しみたいので、どうぞ宜しくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。<(__)>

駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわれいこ)

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( 完 )




by tnagareyama | 2019-02-20 20:03 | 駅シネマ | Comments(0)
2018年 12月 17日

駅シネマ同好会で『アース:アメイジング・デイ』を観ました

嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*12月2日に、駅シネマ同好会の第48回映画鑑賞会で『アース:アメイジング・デイ』を観ました。

今回は、(敬称略)後列左より徳竹・村岡・松井・河合・髙橋・江後田・中津、

前列左より嶋沢・鈴木・菅原の10名が参加しました。皆さま、ありがとうございました (^^

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スタッフ陣

監督:リチャード・デイル/ ピーター・ウェーバー/ ファン・リーシン

プロデューサー:ティーブン・マクドノー

製作総指揮:ニール・ナイチンゲール

ナレーション:ロバート・レッドフォード/ 佐々木蔵之介(日本版)

製作:BBCアース・フィルムズ

製作国:イギリス・中国合作

『アース:アメイジング・デイ』について

BBCによるネイチャー・ドキュメンタリー・ムービー『アース』の、10年振りとなるシリーズ「第2弾」です。

最新の4KK技術/ 超軽量カメラ/ドローン等を駆使して、地球で暮らす様々な生き物たちの 貴重な姿を捉えています。

『アース:アメイジング・デイ』 感想

* 臨場感溢れる映像美に、私は 冒頭から惹き込まれました。 蛇の群れに追われるイグアナの赤ちゃんたち、ヒグマの腰振りダンス、激流を渡るシマウマの親子、キリンの死闘、ピグミーナマケモノの恋人捜し、ペンギン父さんの献身的な子育て、ハチドリと蜂の空中戦、モンカゲロウの美しくも儚い舞い等々、全編に渡って臨場感があり、見応えたっぷりでした。製作クルーの苦労や気概も感じられる、まさにアメイジングな作品でした!

*この映画は、地球で暮らす生き物たちを、日の出から日の入りまでの「一日のスパン」で 壮大に映し出しています。一日の移り変わりを俯瞰できたので、生きとし生けるもの全てにドラマがあり 皆 精一杯生きているんだ!と実感しました。多種多様な生物が生息する貴重な惑星アースを、皆でシェアして守っていかなければ~そんな気持ちにさせてくれるドキュメンタリーでした。

『アース:アメイジング・デイ』公式サイトはコチラ↓

https://earthamazingday.jp/

💛これからも皆さまと一緒に映画を観て 理解を深めたり雑談を楽しみたいので、どうぞ宜しくお願いします。

初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわれいこ)

Tel: 080-1123-8222

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( 完 )



by tnagareyama | 2018-12-17 21:08 | 駅シネマ | Comments(0)
2018年 09月 25日

駅シネマ同好会で『顔たち、ところどころ』を観ました

 嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*9月16日に、駅シネマ同好会の第47回映画鑑賞会で『顔たち、ところどころ』を観ました。

今回は、後列左より(敬称略)松井・江後田・勝山・小沼・河合・小林・中津

前列左より(敬称略)古澤・嶋沢・菅原・内木・村岡・鈴木一嘉・徳竹の14名が参加しました。

皆さま、ありがとうございました (^^

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『顔たち、ところどころ』

脚本・監督・ナレーション~アニエス・ヴァルダ、JR

製作総指揮~ロザリー・ヴァルダ

キャスト~アニエス・ヴァルダ、JR

『顔たち、ところどころ 』あらすじ

ヌーヴェルヴァーグの祖母と称されるアニエス・ヴァルダと、若手ストリートアート・ディレクターのJRは、或る日意気投合して、ドキュメンタリー映画を共同製作する事になった。

二人は、スタジオ付きのトラックでフランスの農村や工場を巡り、出会った人々と協力して巨大なポートレートを創り、記念に残していった。

年齢差 約55歳の凸凹コンビのアートの旅は、順調に続いていったのだが …(以下略)

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感想 (SpoilerAlert!!)

* 愛と喜びに満ちた牧歌的なロードムービーで、 観ていて心が温まりました。

アートプロジェクトに参加した皆さん(子どもたち/農家の人/整備士/郵便配達の人/年金生活のおじいちゃん/湾岸労働者の奥さん等)、どなたの顔も、幸せな笑顔で光輝いていました。

*…スタジオ付きトラックで旅をする→土地の人々や動物と出会う→彼らとコミットして撮影する→皆で大きなポートレートを創る→その作品を貼る→次の旅に出る、の「繰り返し」かと思っていたら、終盤で予想外の事が起こりました!

私はアニエス監督に同情しましたが、誰の人生にも、予測できない事が起こるのでは?と思いました。

*…フランスパンを頬張る人々の写真、炭夫の写真、立派な角の山羊の写真、高く積み上げたコンテナに貼った女性たちの写真等々、どの「顔たち」も印象的でした。

特に、ドイツ軍の要塞に貼ったギイ・ブルダンの写真に、心を打たれました。崖から突き落とされた戦争の残骸に貼り付けたアートは、一晩で波に流されて消えてしまいました。儚さや、それ故の尊さをしみじみ感じました…

↓ 『顔たち、ところどころ』公式サイトはコチラ↓

http://www.uplink.co.jp/kaotachi/

💛これからも皆さまと一緒に映画を観て理解を深めたり雑談を楽しみたいので、よろしくお願いします。

初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわれいこ)

Tel: 080-1123-8222

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( 完 )



by tnagareyama | 2018-09-25 20:35 | 駅シネマ | Comments(0)
2018年 06月 30日

駅シネマ同好会で『ガザの美容室』を観ました

小林晃一 (1961年政治経済部卒)

嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

  

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*6月24日に、駅シネマ同好会の第46回映画鑑賞会で『ガザの美容室』を観ました。

今回は、前列左より(敬称略)小林晃一・嶋沢伶衣子・牛島康行・遠山茂幸。

後列左より(敬称略)河合甚吉・鈴木一嘉・徳竹勝治・江後田正明・古澤潤一郎の9名が参加しました。

皆さま、ありがとうございました (^^

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『ガザの美容室』

監督・脚本:タルザン&アラブ・ナサール(ガザで生まれ育った双子の監督)

製作国:パレスチナ・フランス・カタール合作

キャスト:

ビクトリア・ヴァリッカ~クリスティン(美容室経営者)

ネッリー・アブ・シャラフ~ナタリー(クリスティンの娘)

マイサ・アブドゥ・エルハディ~ウィダド(美容室の助手、彼氏がマフィア)

タルザン・ナサール~アハメド(ウィダドの彼氏、マフィア)

ヒアム・アッバス~エフティカール(離婚調停中の主婦)

マナル・アワド~サフィア(夫の暴力に悩む薬物中毒の主婦)

ダイナ・シバー~サルマ(結婚直前の女子)

リーム・タルハミ~ワファ(サルマの母)

フダ・イマム~サミーハ(サルマの義母)

ラニーム・アル・ダウード~マリアム(サミーハの娘)

ミルナ・サカラ~ゼイナブ(敬虔なムスリム)

サミラ・アル・アシーラ~ファティマ(臨月の妊婦)

ラヤ・アル・カハテブ~ルバ(ファティマの妹)

ウイダド・アル・ナサル~サウサン(離婚歴のある女性)

ガザの美容室』あらすじ(Spoiler Alert!!)

舞台は パレスチナ自治区ガザ。クリスティンが経営する美容室は、メイク/パーマ/ヘアカット/マニキュア/眉毛ケア/美容脱毛/結婚衣装の着付け等の順番を待つ 女性客で賑わっていた。皆それぞれ世間話に興じ、午後の時間を過ごしていた。だが突然 ハマスとマフィアの戦闘が始まり、小さな美容室は 戦火の中に取り残され、彼女たちは監禁状態になってしまった…!

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ガザの美容室』感想 

密室の美容室で順番待ちする女性たちの 赤裸々な会話から、それぞれが抱えている事情が見えてきて、興味深かったです。中盤から銃声や爆砲が轟いてきたので、私は、外の世界を想像しながら観ました。極限状況の緊迫を観客に追体験させるような映画で、ワン・シチュエーションの”生の舞台”を観ているような臨場感がありました。

…この作品の評価や解釈は、観る人によって違ってくるのではと思いました。外からの攻撃だけでなく、ハマス対マフィアの「ガザ内部」の抗争にも晒されている市民は、八方塞がりになっている様に見えました。戦闘が起こっても美容室で綺麗になって平常心を保とうとするガザの女性たちに 一縷の希望を感じたりもしました。ウィットに富んだ台詞やメタファーも多くて、色々と考えさせられました。

…『ガザの美容室』を観る前に、私は 中東4000年(5000年?)の歴史をおさらいしなければ と思いましたが、間に合いませんでした。映画の後のお食事会で、先輩方が要点をレクチャーして下さったのでとても助かりました。(中東の歴史をちゃんと勉強しなかったので、せめてもと思って「代々木上原のモスク」に行き、ヒジャブを被って礼拝の様子等を見学してきました )

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『ガザの美容室』 小林晃一さん(1961年政治経済部卒)の感想

古代ローマ帝国によってカナンから追放されたユダヤ教徒は、世界中に散らばって国を持たない民族(ディアスポラ)として

第二次大戦末期まで生きてきた。だが、ナチスドイツによるホロコーストの悲劇に触発され、大戦後、国際社会はユダヤ人に

「イスラエル」と言う国を与えることにした。だがイスラエルが建国された地は、もはや神がユダヤの民に約束した

「乳と蜜の流れるカナン(旧約聖書)」ではなくて、イスラム教徒パレスチナ人の住むところだった。


爾来、パレスチナ人とイスラエルの争いは今日まで続いている。特にその所属をめぐって4度の中東戦争が行われた

「ヨルダン川西岸地区」と「ガザ地区」に関しては、いまだに紛争が絶えない。だから『ガザの美容室』と言う題名を聞いた時、

その映画のテーマは「イスラエル対パレスチナの抗争」だろうと推測した。ところが、これが違っていた!


1993年クリントン米大統領の仲介で、パレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長とイスラエルのベギン首相は、

ノルウエーのオスロで歴史的な「オスロ合意」を締結した。合意の内容は、イスラエルはパレスチナ人が自治政府を作ることと

一定期間後に国家として独立することを認める、一方パレスチナ側もイスラエルを正規の国家として認める、というもの。

この合意が履行されれば、パレスチナには恒久的な平和が訪れると考えられ、アラファトとラビンはノーベル平和賞を受賞した。


ところが、このオスロ合意を認めない勢力が双方に居た。ラビンは、オスロ合意を裏切り行為と見做すイスラエルの

テロリストによって暗殺され、アラファトが率いていたPLOは二派に分裂した。一つは、アラファトの遺志を継ぎ、

「パレスチナ自治政府」を運営しようとする「ファタハ」であり、もう一つは、イスラエルの国家としての正統性は絶対に

認めない、ユダヤ人を全員パレスチナの地から追放する為には、可能な限りの武力行使を厭わないという「ハマス」だ。


現在、ヨルダン川西岸地区は「ファタハ」による自治政府が統治しており、ガザ地区は武闘主義の「ハマス」が支配している。


映画『ガザの美容室』の宣伝文句に「オシャレする、メイクする、たわいないおしゃべりをする、たわいない毎日を送る、

それが私たちの抵抗」とある。だが このキャッチコピーは 平和ボケの日本人が書いたものだと思う。


美容室の中で交わされる、一見何のたわいないと思われる女性たちの会話は、よく注意して聞くとひと言ひと言に、パレスチナの

地で繰り広げられてきた長い長い悲劇のドラマを暗示するメッセージがしっかりと込められていることに気が付く。


例えば、一人の女性が腰痛なので エルサレムの病院に行けばいい という話が出るが、ガザから同じ国の中のエルサレムに行くには、

ハマスの検問所、ファタハの検問所、それにイスラエル官憲のチェックを通らねばならず、それを通過できたと思ったら、

家族にテロリストがいるという理由で収容所に入れられてしまったという「世間話」が出て来る。


「世間話」が、ガザの支配者ハマスに対する不満に及ぶと、一人の女性がもう一人に向かって「アンタたちがハマスに

投票したからハマスが支配者になってしまった」と言い出す。この会話で、ハマスの統治がガザの市民に好意を持って

受け入れられてるわけではないことが分かる。


美容室の外では激しい打ち合いが行われるているが、その打ち合いは、イスラエル軍によるものではない。ハマスの統治に

不満を持つ「反抗分子(マフィア)」を殲滅するためのハマス軍団による大規模攻撃だ。だが、マフィアは唯のヤクザではない。

実はファタハとつながりがあって、エジプトからの生活物資の密輸入を取り仕切っているグループでもある。

要するに、美容室の外で行われている戦闘は、イスラエル対パレスチナの戦闘ではなくて、パレスチナ人同士の間の戦闘なのだ。

パレスチナ人同士がこんな惨烈な殺し合いを日常的にやってることは、日本のマスコミは絶対に報道しない。


美容室の店主はどうやらロシア人らしい。なぜロシアからわざわざこんな物騒なところにやってきたのだろう?ロシア人と言ってもロシアの

イスラム教徒なのだろうか?女性の中に一人肌の黒い女性が混じっている。端正な顔つきだが、この女性はアフリカのイスラム教徒、

とすればスーダン人だろうか?


また美容室の女性のなかには結婚間近の女性がおり、更に今にも出産しそうな臨月の女性もいる。少し調べてみると、

ガザでは220万人もの人口が溢れかえっていて失業率が45%にも上るのに、人口がどんどん増えているらしい。

何と女性一人当たりの平均出産率が4人(日本では1.3人)にもなるとのこと。人間はひどい混乱の中でも

子ども生むことはやめないのだ。


英国のエコノミスト誌はガザについて、「ガザは、州でなく国でもなく牢獄だ」と報じている。そして「イスラエルも、

エジプトも、そしてパレスチナ自治政府も責任を負おうとはしない、世界中の誰からも無視された人間のゴミ溜め」とまで書いている。

そんな所にも美容室があり 人間の日常生活がある。そこで交わされている日常会話は、けっして「たわいないもの」などではなく、

何気ないひと言ひと言に、平和ボケの日本人には実感の及ばない、胸がえぐられるような絶望的なメッセージが込められている。


以上が 映画鑑賞後の私の感想です。(小林晃一)

💛これからも皆さまと一緒に映画を観て理解を深めたり雑談を楽しみたいので、よろしくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわ れいこ)

Tel: 080-1123-8222

E-mail: cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

( 完 )



by tnagareyama | 2018-06-30 20:44 | 駅シネマ | Comments(0)
2018年 04月 28日

駅シネマ同好会で『しあわせの絵の具』を観ました

~嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*4月15日、駅シネマ同好会の第45回映画鑑賞会で『しあわせの絵の具 』を観ました。今回は、(順不同・敬称略)勝山夫妻、牛島、菅原美代子、中津、村岡、髙橋孝志、中川、鈴木一嘉、嶋沢の10名が参加しました。皆さま、ありがとうございました(^^


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『しあわせの絵の具』

製作国~カナダ、アイルランド(後援:カナダ大使館、 アイルランド大使館)

ジャンル~伝記ヒューマンドラマ/ アート/ ロマンス

監督:アシュリング・ウォルシュ

キャスト:

サリー・ホーキンス~モード・ルイス (主人公)

イーサン・ホーク~エベレット・ルイス (モードの夫)

カリ・マチェット~サンドラ ( アート・コレクター)

ガブリエル・ローズ~アイダ (モードの叔母)

ザカリー・ベネット~チャールズ (モードの兄)

ビリー・マクレラン~フランク(若い漁師)

『しあわせの絵の具』あらすじ(SpoilerAlert!!)

カナダの海辺の田舎町で暮らすモードは、幼少から重いリウマチを患い 厄介者扱いされてきた。束縛の厳しい叔母から逃げるため、モードは魚売りのエベレットの家で、住み込み家政婦として働き始める。孤児院で育ったエベレットは無骨で気難しかったが、孤独な二人の距離は次第に縮まっていった…

或る日、アート・コレクターのサンドラが モードの「鶏の絵」を見て才能を見抜き、制作を依頼する。モードの絵は大評判になり、4メートル四方の小さな家に観光客が押し寄せ、ニクソン大統領からも依頼が舞い込んできた…!(以下略)

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映画の感想

灰色の人生だった二人が出会いやがて「しあわせの絵の具」で鮮やかに彩られていく、その過程が丁寧に描かれていたと思います。寄り添って暮らすようになるモードとエベレット、その夫婦愛に感動させられ、何が幸せなのか何が大切なのか、二人の生き方から学ぶ事がたくさんありました。

…劇中やエンドロールで、モードの作品をたくさん鑑賞できたのも良かったです。彼女の絵は世界を肯定する輝きに満ちていて、自由な心で楽しめば どんな人生でも素晴らしい事が待っている、と語っている様でした。

勝山さんからの耳寄り情報♪

今回の駅シネマ鑑賞会に、勝山さんが奥様とご一緒に参加して下さいました。

勝山さんによりますと、モードの作品を最初に日本に紹介したのは「大橋巨泉」だそうです♪巨泉さんが カナダの美術館でモードの絵に一目ぼれして、2007年、テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」にモードの作品を持参したそうです♪

Anyway,これからも皆さんと一緒に映画を観て 情報や解釈などを共有したいので、どうぞよろしくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。

駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわ れいこ)

Tel: 080-1123-8222

E-mail: cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

( 完 )



by tnagareyama | 2018-04-28 12:58 | 駅シネマ | Comments(0)
2018年 02月 21日

駅シネマ同好会で『ロープ/ 戦場の生命線』を観ました

~嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*2月11日、駅シネマ同好会の第44回映画鑑賞会で『 ロープ/ 戦場の生命線 』を観ました。

今回は、↑写真後列右より内木、川口、河合、青山清治、髙橋孝志、松井、小沼、

前列右寄り 菅原、嶋沢、上谷、工藤(敬称略)の11名が参加しました。皆さま、ありがとうございました (^^

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ロープ/ 戦場の生命線』

製作国:スペイン

原作:『Dejarselloverby Paula Farias

監督&脚本:フェルナンド・レオン・デ・アラノア

キャスト:

ベニチオ・デル・トロ~マンブルゥ(「国境なき水と衛生管理団」リーダー)

ティム・ロビンス~ビー(同団のサブリーダー)

メラニー・ティエリー~ソフィー(同団の新人)

オルガ・キュリレンコ~カティヤ(本部から派遣されたマンブルゥの元彼女)

フェジャ・ストゥカン~ダミール(現地通訳者)

セルジ・ロペス~ゴヨ(二コラの祖父)

エルダー・レジドヴィッグ~二コラ君

『ロープ/ 戦場の生命線』あらすじ(触りだけ)

1995年、コソボ紛争地域。山岳のある村で、住民が生活用水を汲んでいる井戸に、死体が投げ込まれた。国際NGO「国境なき水と衛生管理団」のマンブルゥらは、死体をロープで引き上げようとしたが、途中でロープが切れてしまった。井戸浄化のタイムリミットは24時間。代りのロープを求めて、一行は、地雷が埋まった武装解除されていない危険地帯へ踏み込んでいった…!(以下略)

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映画の感想 (Spoiler Alert!!)

『ロープ/ 戦場の生命線』を観る前は、多民族 多宗教 多言語社会の問題を真正面から扱った重い作品だろう、と私は思っていました。そして、バベルの塔を思い浮かべたり混沌としたシーンや殺戮シーンを想像して、心の準備をしておきました。

… 実際の映画は、ウィットに富んだ会話やユーモアに溢れていて、ゆったりと鑑賞できました。戦闘描写がない分逆にリアリティが感じられて、戦争の不条理や 死と隣り合わせの日常が しっかりと伝わってきました。エンディング曲” Where have all the flowers gone ?を聴きながら、余韻に浸りました

シアターを出た後 近くのレストランへ寄って、映画の感想や雑談をして盛り上がりました(^^♪ これからも皆さんと映画を観て 新たな発見や解釈を共有したいので、どうぞよろしくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。

駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわ れいこ)

Tel: 080-1123-8222 E-mail: cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

( 完 )



by tnagareyama | 2018-02-21 20:50 | 駅シネマ | Comments(0)
2017年 12月 09日

駅シネマ同好会で『女神の見えざる手』を観ました

   ~嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*12月3日、駅シネマ同好会の第43回映画鑑賞会で『女神の見えざる手』を観ました。今回は、↑写真後列右より 宮内・勝山・小林晃一・中川・菅原美代子・村岡・上谷、前列右より 江後田・嶋沢・牛島・鈴木一嘉(敬称略)の11名が参加しました。皆さま、ありがとうございました(^^

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『女神の見えざる手』スタッフ

ジョン・マッデン~監督

ベン・ブラウニング、クリス・サイキエル、アリエル・ゼトゥン~製作

クロード・レジェ~製作総指揮

『女神の見えざる手』キャスト

ジェシカ・チャステイン~エリザベス・スローン(主人公)

ジョン・リスゴー~スパーリング上院議員(スローンを聴聞会で追及する)

サム・ウォーターストン~ジョージ・デュポン(スローンの元上司)

マーク・ストロング~ロドルフォ・シュミット(スローンの移籍先の代表)

ググ・バサ=ロー~エスメ・マヌチャリアン(スローンと共に移籍した部下)

アリソン・ピル~ジェーン・モロイ(スローン移籍前の部下)

マイケル・スタールバーグ~パット・コナーズ(スローン移籍前の同僚)

チャック・シャマタ~ボブ・サンフォード(銃産業ロビイスト)

『女神の見えざる手』あらすじ(触りだけ)

エリザベス・スローンは、戦略の天才ロビイストとして大手ロビー会社で辣腕を振るっていた。ある日、銃擁護派団体から 新たな銃規制法案の成立を阻止してほしい、と依頼を受けた。信念を曲げたくなかったスローンは その依頼を断り、部下4人を引き連れて銃規制派の 小さい会社に移籍した。元のロビー会社、拳銃業界、政治家たちを敵に回す事になった彼女は・・・(以下略)

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『女神の見えざる手』感想

主人公スローンの強烈無比なキャラクターに、私は終始圧倒されました:目的のためには手段を選ばず、一切の妥協を許さない。眠気覚ましの薬を常用して昼夜を問わず働き、性欲はエスコートサービスで処理する。金にも地位にも執着せず、仕事一筋に邁進する~ロビイストの「女神」として深紅のルージュとピンヒールと一流ブランドで”武装”して渡り合う彼女は、見た目も中身も 無双の主人公だと思いました。

ストーリーや展開も起伏に富んでいて、激しい攻防戦・罠や伏線・逆転に次ぐ逆転などで大いに楽しませてくれました。特に、我が身を犠牲にして全てを暴くラストシーンが爽快でした!

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駅シネマの忘年会♪♪

映画を観た後、アジアンレストラン「カフェライン」へ皆で行って、大いに盛り上がりました(^^

今回の駅シネマ参加者はアメリカで仕事をした経験のある方が多くて、ロビー活動/ ワシントンD.C.の官僚/ 上院議員/ 大統領選挙/ 日米繊維交渉/ 鉄鋼や自動車等の貿易摩擦/ ハイテク摩擦 等々を語って下さいました。

また、ロンドンに駐在していた方は、『女神の見えざる手』の監督が 英国人のジョン・マッデン氏である点を指摘して、次の趣旨のコメントを下さいました:「銃の保持」に関する限りは、英国人と米国人では全く考え方が違います。英国は極めて厳しい

銃規制の国であり、米国の「銃の文明」に対して大いに批判的です。

~私も調べてみた所、『女神の見えざる手』は、ヨーロッパ・コープというフランスの映画会社が中心となって製作配給したそうです。銃規制を巡るロビイストの映画は、アメリカ人だけでは作り難かったのかもしれませんね?


Anyway, 来年も 皆さんと映画を観て語り合いたいので、どうぞよろしくお願いします。初参加の方も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。

Tel: 080-1123-8222 E-mail: cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

駅シネマ同好会:嶋沢伶衣子(しまざわ れいこ)

( 完 )




by tnagareyama | 2017-12-09 12:04 | 駅シネマ | Comments(0)
2017年 10月 02日

駅シネマ同好会で『光をくれた人』を観ました

 ~嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

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*9月24日に、駅シネマ同好会の第42回映画鑑賞会で『光をくれた人』を観ました。

今回は、鈴木・内木・菅原・嶋沢・小沼・牛島・河合・村岡・古澤(敬称略)が参加致しました。

皆さま、ありがとうございました (^^

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光をくれた人』原作・スタッフ・俳優

原作~ML・ステッドマン『 TheLight Between Oceans

監督・脚本~デレク・シアンフランス

音楽~アレクサンドル・デスプラ

俳優陣

マイケル・ファスベンダー~トム・シェアボーン

アリシア・ヴィキャンダー~イザベル

レイチェル・ワイズ~ハナ

ブライアン・ブラウン~セプティマス・ポッツ

ジャック・トンプソン~ラルフ・アディコット

光をくれた人』ストーリー(Spoiler Alert!!)

第一次世界大戦終戦直後の1918年。帰還兵トムは、オーストラリア西部の岬から160kmも離れた孤島「ヤヌス島」で、灯台守の臨時職に就く。仕事の更新をしに岬の町へ行ったトムは、イザベルと出会う。その後二人は結婚し、絶海の孤島で二人きりで暮らし始めた。新婚生活は順風満帆と思われたが、イザベルは二度も流産して 赤ちゃんを亡くしてしまった…そんな折、一隻のボートがヤヌス島に漂着した。中には、父親とおぼしき遺体と 泣き叫ぶ赤ちゃんが ……(以下 略)

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光をくれた人』感想

*本作の舞台は、ヤヌスという名の孤島です。映画の冒頭で、ヤヌスについてのナレーションが流れました:”Janus”は 物事の始まりや入口を司るローマ神で January Janusに由来する、Janusは表と裏を見る双頭神で「二面性」を象徴する…

* …確かに この作品は、光と闇/善と悪/真実と虚偽/幸福と不幸/生と死など、二面性を表すシーンを含んでいました。度重なる困難に登場人物たちが苦しみ続けて、観ている私も重苦しくなりました。最終的には皆がジレンマを乗り越えて進む事ができたので、安堵しました。

*『光をくれた人』というタイトルも 暗示的で、考えさせられました。子宝に恵まれないトム&イザベル夫婦や 我が子と夫を失ったハナは、絶望の淵に立たされました。それでも、彼らは「人に光を与える灯台になれた」と思いました。トムはイザベルに光を与え続けたし、イザベルはトムにとって希望の光でした。ハナにとっては、トムや支援者たちが光であり、ルーシーにとっては、産みの親も育ての親も 光でした。また、晩年のトムにとっては、ルーシーとルーシーの子どもが光だったのではないでしょうか。

* …彼らのように、私たちも ジレンマや葛藤に直面する事があると思います。そういう時は、互いに手を差し伸べて 支え合いたいと思いました。

ハナの夫が語った「赦しは一度で済む、恨み続けると切りがない」という言葉も、印象的でした。

You only have to forgive once. To resent, you have to do it all day, every day. You have to keep remembering all the bad things.

駅シネマ同好会の皆さま&ゲストの皆さま、これからも映画を観て語り合いたいので、よろしくお願い致します。ゲスト参加や新規入会も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。m(_ _)m

Tel: 080-1123-8222 E-mail: cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

駅シネマ同好会:嶋沢 伶衣子(しまざわ れいこ)



by tnagareyama | 2017-10-02 21:55 | 駅シネマ | Comments(0)