流山稲門会

tnagareyam.exblog.jp
ブログトップ

<   2017年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧


2017年 07月 26日

俳句の会「交譲葉」29年7月句会報告

  1. 開催日時  29.7.22(土)10:00~12:00

  2. 開催場所  生涯学習センター C―201会議室

  3. 参加者   宮内・小西・漆野・青木・小川・森川・菅原・安居

          の8名

  4. 兼 題   兼題「鰻(うなぎ)」

  5. 選 句   5点句(1)、3点句(5)、2点句(3)、1点句(6)を選句した。

    (5点句)

    風鈴やとはずがたりの白昼夢・・・・・・・菅原 互酬

    (選評)

     句調が格調ある事を評価した。後深草院の二条が表した「とはずがたり」は、恋多き女の14才から31才までの愛欲生活を自ら語った日記である。
     句作者は涼やかな風鈴の音を聴きながら気持ちよく昼寝し、「とはずがたり」作者の世界の夢を見たのであろうか。
     あるいは、自らの若き日のアバンチュールの夢を見たのであろうか。はたまた、現実離れした白昼夢を語りたいという気持ちを詠んだのであろうか。
    (悠閑亭徹心)

    (3点句)

    鰻重を食むと源内顔を出し・・・・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内)

    夏祭り神輿も消えゆく鄙のあり・・・・・・・・小西 小牧

    蚊帳の中母の温もり残りけり・・・・・・・・・漆野 達磨






    狭き桶くねり重なる鰻かな・・・・・・・・・・武   美(小川)

    打ち水に後翅の藍が光けり・・・・・・・・・・菅原 互酬                                

    (2点句)

    炎帝もものかわと咲く夾竹桃・・・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内)

    石段でジャンケン遊び額紫陽花・・・・・・・・鷹   嘴(安居) 

    道尋ね送られたるや青田波・・・・・・・・・・鷹   嘴(安居)

    (1点句)

    豆腐あれば言いつつ一はうなぎめし・・・・・・小西 小牧

    サングラス悪の仕草をしてみたく・・・・・・・漆野 達磨

    夏の夜は語り尽きないクラス会・・・・・・・・青木 艸寛

    虫干しや一年ぶりのお披露目会・・・・・・・・武   美(小川) 

    蒲焼きの黒き瓦に輝けり・・・・・・・・・・・菅原 互酬

    鰻重を返す風呂敷一筆箋・・・・・・・・・・・鷹   嘴(安居)







    (投 句)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

    鰻食みその口にて詩語る君・・・・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内)

    夕凪の記憶を越えし熱帯夜・・・・・・・・・・小西 小牧       

    土用の日たれか鰻を想いやる・・・・・・・・・漆野 達磨              

    腹減ったうな重二杯大満足・・・・・・・・・・青木 艸寛

    日は高し小さき影は今の吾・・・・・・・・・・青木 艸寛

    陽に透ける太き葉脈天道虫・・・・・・・ ・・武   美(小川)

    鰻屋のうの字に頭と尻尾あり・・・・・・・・・夢   心(森川)

    巣から落ち蟻にまみれた雀の子・・・・・・・・夢   心(森川)

    願い込め七夕色紙結びけり・・・・・・・・・・夢   心(森川)
       

  6. 句会後記(菅原 互酬)

     今月の兼題は「鰻」であった。夏バテ解消の代表格といえば「うなぎ」そのウナギを土用の丑の日に食べる事になった仕掛け人と言えば平賀源内であったとのことですが、その夏の土用には丑の日が年に1日、ちなみに日本で一番暑いこの時期を乗り切るために栄養価の高いウナギを食べる習慣は「万葉集」にも詠まれているようです。

     そして、ゆずりはの会員の皆さんは、いつも顔艶が良くて健康人が多いように感じていますが、ウナギはお好きですか。人生は、時には背筋ピンも必要でしょうが、ウナギのように「のらり、くらり、ぬるり」と時を過ぎすことも、必要かもしれませんね。そして過去にあまりとらわれない生き方も健康を作る秘訣の様ですね。

     句集第5号の発行を待ち、今夜は、ビールと「うなぎ」で夏の夜長をゆっくり楽しみますか。
                                (以上)


[PR]

by tnagareyama | 2017-07-26 10:59 | 俳句の会「交譲葉」 | Comments(0)
2017年 07月 05日

流山稲門会若手有志の会~(≧∇≦)

a0017183_19554432.jpg

流山在住という地縁、そして早稲田卒という学縁。2つのご縁で成り立つ流山稲門会。
いつもは本当に幅広い年代の方々で集まるのですが、今回は若手で有志の会を6/17()に開催しました!初参加の方もたくさん来てくれまして、初めまして〜でも一瞬で溶け込み仲良くなれるところは、流山稲門会の本当に素敵なところ。メーヤウとかごんべえとか超ローカルネタで盛り上がれます(笑)

参加は、池田健二(1996年政経卒)、大澤拓郎(2001年教育卒)、森川竜太(1998年理工卒)、牛尾仁(1998年商卒)、千代田優基(2001年文卒)他の合計13名でした。

この会が初回から徹底しているのが家族同伴OKということ。そして場所だけ決めて段取りなし、来たい時来てね、というゆる〜い会になってます。
これからも定期的に開催して盛り上がっていきます。初参加&久しぶり参加いつでも大歓迎です(^o^)

池田健二(1996年政経卒)





[PR]

by tnagareyama | 2017-07-05 19:56 | 若手の会 | Comments(0)
2017年 07月 04日

俳句の会「交譲葉」29年6月句会報告


1.開催日時  29.6.24(土)10:00~12:00
  1. 開催場所  生涯学習センター C―201会議室

  2. 参加者   宮内・小西・漆野・青木・森川・菅原・安居の7

          〇投句は9名

  3. 兼 題   兼題「黴(かび)」

  4. 選 句  10点句(1)、4点句(4)、3点句(1)、2点句(2)、

      1点句(7)を選句した。

    (10点句)

    さらさらと風と戯る青もみじ・・・・・・・・・鴇 香子(朝倉)

    (選評)

    もみじの葉の生えそろったこの時期ならではの美しい光景が目に浮かびます。

    『さらさら』から爽やかな風と薄い葉を通しての光が感じられ、緑のシャワーを浴びている気持ちになります。

    (武  美)
    (4点句)

    黴の香や落書きもあり古ノート ・・・・・・・・・小西 小牧

    (選評)

    他人にとっては古臭く無価値に見えるものでも、本人にとってはかけがえのない記憶、思い出につながっていて、大切にとまではいかないまでも捨てられずにいることがあります。落書きがあることでより一層その記憶は鮮明になるのでしょう。技術的には中七のもありの三文字がよく効いていて、相変わらず上手いなあと思いました。(鷹  嘴)

    夏蜜柑落つるがままや老いの家 ・・・・・・・・・・小西 小牧

    (選評) 

    散歩すれば、庭先に夏蜜柑が、沢山輝いて見える家があります。しばらくすると、その蜜柑は収穫されず、自然に落下している。高齢者の庭先は、自然に任せて、落ちていく…そんな光景を作者は見出したのでしょう。

    果樹も、甘いものに人気がありますが、夏蜜柑の良さはそのすっぱさにあります。それに手を付けない、自然に任せる一抹の哀れさが、十分に表現されています。余分な飾りのない、すっきりとした、いい句といえます。(青木 艸寛)

    濡れそぼる四葩の花の通うりゃんせ・・・・・・・・漆野 達磨

    (選評)

    梅雨のこの季節の花と言ったら紫陽花ですね。この季節には茎も葉大きく茂り、そして庭いっぱいに四葩(よひら)が一段と光出す。

    そんな雰囲気の中を「とうりゃんせ とうりゃんせ ここはどうこの細道じゃ 天神さまの細道じゃ・・・・・・」で始まる江戸時代のわらべうたの雰囲気を醸しだしている。水滴に光輝いき虹色に咲く花を「四葩(よひら)の花」という紫陽花の別名が、見事に浮かび上がらせいる。

    「どうぞ見て下さい」「どうぞ見てください」と訴えているように「通うりゃんせ」の5文字は続いているのである。

    情景をきれいに切っとった美しい俳句である。(菅原 互酬)

    鳥なれば舞ひて干さむや黴雨(つゆ)の空・・・・・・・鷹  嘴(安居)

(選評)

鳥なれば舞ひて干さむや黴雨の空 この時期、主婦にとって黴は大敵。雨でも降れば洗濯物は乾かないし、家中ジメジメ。家丸ごと干したい気分。鳥だったら空高く舞って黴雨を振り払えるかもしれないと。

視点のユニークさに惹かれました。兼題の句にも「黴光る」と言う表現があり感心しましたが、無難にではなく感性の響く句作りの大切さを教えてもらった気がします。
                             (小西小牧)

(3点句) 

旱畑(ひでりばた)決まり文句の面子かな・・・・ 鷹   嘴(安居)

(2点句)

黴払い純情詩集に涙落つ・・・・・・・・・・・・・漆野 達磨

黴光り色あざやかな明日香女(ひと)・・・・・・・菅原 互酬

(1点句)

作りし句忽ち黴が生えはじむ・・・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内)

夏めく夜ラマンチャの男(ひと)とワイン酌む・悠閑亭徹心(宮内)

初夏の風吾が心にも潤いあり・・・・・・・・・青木 艸寛
取り置きの馳走見つけしものは黴・・・・・・・武  美(小川
梅雨晴れ間天より大丸もらえたり・・・・・・・武  美(小川)

難病に道生もなし五月闇・・・・・・・・・・・夢  心(森川)

砂浴びの雀見ている暑さかな・・・・・・・・・夢  心(森川)




(投 句)
 

晩年はデルフィニウムの如清明に・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内) 

梅雨寒や季節外した鶯の声・・・・・・・・・・小西 小牧   

立葵会えてうれしや散歩路・・・・・・・・・・漆野 達磨 

黴雨(ばいう)の夜(よ)夫(つま)の鼾にかき消され・・鴇香子(朝倉)

雨寒に老いし猫の寝息かな・・・・・・・・・・鴇  香子(朝倉)           

空実家古日記見つけ黴払う・・・・・・・・・・青木 艸寛

光散る駿河の蜜柑花満開・・・・・・・・・・・青木 艸寛           

生い茂る水辺さわやか旱梅雨・・・・・・・・・武  美(小川)    

黒靴に白く浮きたる黴模様・・・・・・・・・・夢  心(森川)

花菖蒲色とりどりの紙風船・・・・・・・・・・菅原 互酬

梅雨に入り雨音で見る烏草樹・・・・・・・・・菅原 互酬

山鳩や如何にか干さむ黴の露・・・・・・・・・鷹   嘴(安居) 
    
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

  1. 句会後記(夢  心)

    投句は9名、選句は8名、句会出席者は7名であった。

    平成246月に開始したこの句会も6年目に入った。冒頭、28年度の会計報告がなされ、新年度の会費を納め、句集「交譲葉」第5号の編集が話題になった。選句のやり方についても見直されて、秀句を3点としていたのを2点にして7月句会から実施することとなった。

     さて、兼題の「黴」である。梅雨時の湿気は特に黴を生じやすいとして、夏の季語ということになっている。正月の餅に生える黴はよく目にするところである。作りし句に生える黴とは比喩的な表現だと思うのだが、この黴は季語になりうるのか。悩ましいところである。

     烏草樹が読めなかった。読めないから意味が分からない。さしぶと読むと教えてもらって辞書が引けた。デルフォニウムもこの句会で初めて知った言葉である。新しい知識が得られるのも句会ならではの効用である。

     で、選句であるが、意味不明のものは選べない。一読してその情景がすっと解って共感できるものを選ぶ。今回秀句に選んだものが10点句になっていたは我が意を得たりの思いであった。

     以前、千葉氏が、一読して絵が思い浮かぶ句を選句すると言っておられたのを思い出す。その千葉氏は難病を得て、帰らぬ人となられたが、氏の存在感は消えることはない。

    ご冥福を祈ります。

                          (以上)

                           
[PR]

by tnagareyama | 2017-07-04 14:46 | 俳句の会「交譲葉」 | Comments(0)
2017年 07月 04日

俳句の会「交譲葉」29年6月句会報告


1.開催日時  29.6.24(土)10:00~12:00
  1. 開催場所  生涯学習センター C―201会議室

  2. 参加者   宮内・小西・漆野・青木・森川・菅原・安居の7

          〇投句は9名

  3. 兼 題   兼題「黴(かび)」

  4. 選 句  10点句(1)、4点句(4)、3点句(1)、2点句(2)、

      1点句(7)を選句した。

    (10点句)

    さらさらと風と戯る青もみじ・・・・・・・・・鴇 香子(朝倉)

    (選評)

    もみじの葉の生えそろったこの時期ならではの美しい光景が目に浮かびます。

    『さらさら』から爽やかな風と薄い葉を通しての光が感じられ、緑のシャワーを浴びている気持ちになります。

    (武  美)
    (4点句)

    黴の香や落書きもあり古ノート ・・・・・・・・・小西 小牧

    (選評)

    他人にとっては古臭く無価値に見えるものでも、本人にとってはかけがえのない記憶、思い出につながっていて、大切にとまではいかないまでも捨てられずにいることがあります。落書きがあることでより一層その記憶は鮮明になるのでしょう。技術的には中七のもありの三文字がよく効いていて、相変わらず上手いなあと思いました。(鷹  嘴)

    夏蜜柑落つるがままや老いの家 ・・・・・・・・・・小西 小牧

    (選評) 

    散歩すれば、庭先に夏蜜柑が、沢山輝いて見える家があります。しばらくすると、その蜜柑は収穫されず、自然に落下している。高齢者の庭先は、自然に任せて、落ちていく…そんな光景を作者は見出したのでしょう。

    果樹も、甘いものに人気がありますが、夏蜜柑の良さはそのすっぱさにあります。それに手を付けない、自然に任せる一抹の哀れさが、十分に表現されています。余分な飾りのない、すっきりとした、いい句といえます。(青木 艸寛)

    濡れそぼる四葩の花の通うりゃんせ・・・・・・・・漆野 達磨

    (選評)

    梅雨のこの季節の花と言ったら紫陽花ですね。この季節には茎も葉大きく茂り、そして庭いっぱいに四葩(よひら)が一段と光出す。

    そんな雰囲気の中を「とうりゃんせ とうりゃんせ ここはどうこの細道じゃ 天神さまの細道じゃ・・・・・・」で始まる江戸時代のわらべうたの雰囲気を醸しだしている。水滴に光輝いき虹色に咲く花を「四葩(よひら)の花」という紫陽花の別名が、見事に浮かび上がらせいる。

    「どうぞ見て下さい」「どうぞ見てください」と訴えているように「通うりゃんせ」の5文字は続いているのである。

    情景をきれいに切っとった美しい俳句である。(菅原 互酬)

    鳥なれば舞ひて干さむや黴雨(つゆ)の空・・・・・・・鷹  嘴(安居)

(選評)

鳥なれば舞ひて干さむや黴雨の空 この時期、主婦にとって黴は大敵。雨でも降れば洗濯物は乾かないし、家中ジメジメ。家丸ごと干したい気分。鳥だったら空高く舞って黴雨を振り払えるかもしれないと。

視点のユニークさに惹かれました。兼題の句にも「黴光る」と言う表現があり感心しましたが、無難にではなく感性の響く句作りの大切さを教えてもらった気がします。
                             (小西小牧)

(3点句) 

旱畑(ひでりばた)決まり文句の面子かな・・・・ 鷹   嘴(安居)

(2点句)

黴払い純情詩集に涙落つ・・・・・・・・・・・・・漆野 達磨

黴光り色あざやかな明日香女(ひと)・・・・・・・菅原 互酬

(1点句)

作りし句忽ち黴が生えはじむ・・・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内)

夏めく夜ラマンチャの男(ひと)とワイン酌む・悠閑亭徹心(宮内)

初夏の風吾が心にも潤いあり・・・・・・・・・青木 艸寛
取り置きの馳走見つけしものは黴・・・・・・・武  美(小川
梅雨晴れ間天より大丸もらえたり・・・・・・・武  美(小川)

難病に道生もなし五月闇・・・・・・・・・・・夢  心(森川)

砂浴びの雀見ている暑さかな・・・・・・・・・夢  心(森川)




(投 句)
 

晩年はデルフィニウムの如清明に・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内) 

梅雨寒や季節外した鶯の声・・・・・・・・・・小西 小牧   

立葵会えてうれしや散歩路・・・・・・・・・・漆野 達磨 

黴雨(ばいう)の夜(よ)夫(つま)の鼾にかき消され・・鴇香子(朝倉)

雨寒に老いし猫の寝息かな・・・・・・・・・・鴇  香子(朝倉)           

空実家古日記見つけ黴払う・・・・・・・・・・青木 艸寛

光散る駿河の蜜柑花満開・・・・・・・・・・・青木 艸寛           

生い茂る水辺さわやか旱梅雨・・・・・・・・・武  美(小川)    

黒靴に白く浮きたる黴模様・・・・・・・・・・夢  心(森川)

花菖蒲色とりどりの紙風船・・・・・・・・・・菅原 互酬

梅雨に入り雨音で見る烏草樹・・・・・・・・・菅原 互酬

山鳩や如何にか干さむ黴の露・・・・・・・・・鷹   嘴(安居) 
    
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

  1. 句会後記(夢  心)

    投句は9名、選句は8名、句会出席者は7名であった。

    平成246月に開始したこの句会も6年目に入った。冒頭、28年度の会計報告がなされ、新年度の会費を納め、句集「交譲葉」第5号の編集が話題になった。選句のやり方についても見直されて、秀句を3点としていたのを2点にして7月句会から実施することとなった。

     さて、兼題の「黴」である。梅雨時の湿気は特に黴を生じやすいとして、夏の季語ということになっている。正月の餅に生える黴はよく目にするところである。作りし句に生える黴とは比喩的な表現だと思うのだが、この黴は季語になりうるのか。悩ましいところである。

     烏草樹が読めなかった。読めないから意味が分からない。さしぶと読むと教えてもらって辞書が引けた。デルフォニウムもこの句会で初めて知った言葉である。新しい知識が得られるのも句会ならではの効用である。

     で、選句であるが、意味不明のものは選べない。一読してその情景がすっと解って共感できるものを選ぶ。今回秀句に選んだものが10点句になっていたは我が意を得たりの思いであった。

     以前、千葉氏が、一読して絵が思い浮かぶ句を選句すると言っておられたのを思い出す。その千葉氏は難病を得て、帰らぬ人となられたが、氏の存在感は消えることはない。

    ご冥福を祈ります。

                          (以上)

                           
[PR]

by tnagareyama | 2017-07-04 14:46 | 俳句の会「交譲葉」 | Comments(0)
2017年 07月 02日

駅シネマ同好会で『ライオン~25年目のただいま』を観ました

~嶋沢伶衣子(1981年文学部卒)

a0017183_09562863.jpg

*6月18日に、駅シネマ同好会の第41回映画鑑賞会で『ライオン~25年目のただいま』を観ました。今回は、当同好会会員の鈴木・江後田・内木・徳竹・中川・嶋沢に加えて、小沼・河合・中津・村岡(敬称略)がゲスト参加して下さいました。帰りに 居酒屋「京まる」に寄って、映画の感想や雑談を語り 盛り上がりました。参加者の皆さま、ありがとうございました。(^^

a0017183_09573608.jpg

『ライオン~25年目のただいま』著者・スタッフ・俳優

著者 サルー・ブライアリー

   『25年目のただいま~5歳で迷子になった僕と家族の物語』

監督 ガース・デイヴィス

脚本 ルーク・デイヴィス

俳優

   デーヴ・パテール~サルー・ブライアリー(主人公)

   サニー・パワール~幼少期のサルー・ブライアリー(主人公)

   ニコール・キッドマン~スー・ブライアリー(サルーの養母)

   デビッド・ウェンハム~ジョン・ブライアリー(サルーの養父)

   ルーニー・マーラ~ルーシー(サルーのガールフレンド)

   プリヤンカ・ボセ~カムラ(サルーの実母)

   アビシェーク・バラトー~グドゥ(サルーの実兄)

『ライオン~25年目のただいま』ストーリー(Spoiler Alert!!)

 1986年、インド西部の貧しい家に生まれたサルー。兄のグドゥと一緒に炭鉱から石炭をくすね、食物と交換して生きていた。市場で売っている美味しそうな揚げ菓子を食べてみたかったが、買うお金がなかった。

a0017183_09593678.jpg

 自分も稼ごうと思い、サルーは夜間仕事に出かける兄についていったが、疲れて途中で寝てしまった。兄は サルーを駅のベンチに寝かせて「ここで待っていろ」と言い、仕事に向かった。夜中にサルーが目を覚ますと、駅のホームは無人で、兄の名を呼び叫んでも返事はなかった!

 …紆余曲折を経て、彼はオーストラリア人夫婦の養子になった。大学に進学したサルーは、カルカッタから来た留学生とホームパーティで知り合う。そこで見かけたインドの揚げ菓子「ジャレビ」が、彼の記憶を呼び起こした。

 …2012年、サルーが25年振りに故郷に辿り着き 肉親と再会できた、というニュースが、世界を駆け巡った。

『ライオン』を観た感想

 今作で主人公サルーを演じたデーヴ・パテールは、2008年に公開された『スラムドッグ$ミリオネア』で 一躍 世界的な注目を集めましたね。『スラムドッグ』は、笑い//冒険/サスペンス/ロマンス等、いろんなエンタメ要素が入ったエナジー溢れるボリウッド映画でしたが、スラム街の極貧生活/殺人/臓器売買/闇ビジネス等、インドの影の部分を描いていました。

 『ライオン』もまた、イリテラシー/ストリートチルドレン/児童売買/虐待等、インドが抱える問題を浮き彫りにしていると思いました。…読み書きができないサルーは、故郷から1600キロも離れた駅に運ばれてしまい、カルカッタを彷徨います。サルーを助けてくれたはずのカップルは、彼を売り飛ばす算段をしました。幼いサルーは、その後も酷い目に遭い続けました。

インドでは、毎年 8万人もの子どもが行方不明になっているそうです。悲惨な運命を辿って、亡くなってしまう子も多いのではないでしょうか?

実に幸運な事に、サルーは、良い里親に良い環境で育てられ、身内とも再会できて、ルーツやアイデンティティーも確認できました。インドとオーストラリア、二つの家族の深い絆や強い愛に感動させられました。心温まると同時に、考えさせられる作品でした。

駅シネマ同好会の皆さま&ゲストの皆さま、これからも映画を観て語り合いたいので、よろしくお願い致します。ゲスト参加や新規入会も大歓迎ですので、お気軽にお問合せ下さい。m(_ _)m

Tel: 080-1123-8222 E-mail: cosmo_reiko_0915@yahoo.co.jp

駅シネマ同好会:嶋沢 伶衣子(しまざわ れいこ)


[PR]

by tnagareyama | 2017-07-02 10:01 | 駅シネマ | Comments(0)