流山稲門会

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2017年 08月 30日

俳句の会「交譲葉」29年8月句会報告

 
  1. 開催日時  29.8.22(土)10:00~12:00

  2. 開催場所  生涯学習センター C―201会議室

  3. 参加者   宮内・小西・漆野・朝倉・青木・小川・森川・菅原・安居の9名

  4. 兼 題   兼題「朝顔」

  5. 選 句   5点句(3)、3点句(1)、2点句(4)、1点句(10)を選句した。

    (5点句)

    朝顔の蔓の行くへは風まかせ・・・・・・・・漆野 達磨

     

    (選評)

    夏空の下、元気よく育っている朝顔。添えられている棒にはお構いなしに蔓は気まぐれに宙をさまよいます。そんな蔓のありようを、『行くへは風まかせ』とおおらかに肯定して詩的に表現しています。また、『行くへ』『風まかせ』とひらがなが多いので柔らかさや揺れ動いている感じがいっそうしますし、上五と下五のサ行音の連動が句を引き締めています。

    詠み手の工夫を思います。(武  美)  

      

    兄を呼ぶ妹焦がす西日かな・・・・・・・・・漆野 達磨 

    (選評)

    6月の句会後記で森川さんが私の「さらさらと風と戯る青もみじ」を評して「意味不明のものは選べない、一読してその情景がすっと解って共感できるものを選ぶ」と書いてくださいましたが、まさに私も選句をするときはそれをモットーとしています。

    夏の日の夕方、西日を背に受け兄を呼ぶ妹の姿がオレンジ色に焼けて美しいと思いました。ほのぼのとした愛情さえも感じられました。でも8月の句なので原爆と重ね合わせて「焦がす」を想像された方もいらしたので、正に俳句は自分から離れると読み手の世界に行ってしまうのだと思いました。(鴇  香子)

    終戦忌閉ざした唇ほぐれつつ・・・・・・・・・鴇  香子(朝倉)


    「終戦忌」の画像検索結果

    (選評)

    我が身に起こった戦時のつらく哀しい経験を筆舌に表したくない方が多い。しかし、その方たちも戦後72年人生の終盤期を迎え、記憶にある断片を語ってもよいと思い始めた。あるいは語れるようになった。当句はその気持ちを“唇ほころびつ”という語で簡潔に表している。


    明日も平和であることを祈りします。(悠閑亭徹心)



    (3点句)

    千代女をばそねみつ作る朝顔句・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内)  
                                  

    (2点句)

    越境の朝顔咲きぬ濃紫・・・・・・・・・・・夢   心(森川)

    夾竹桃見れば思ほゆ原爆忌・・・・・・・・・夢   心(森川)

    早々と暑さの予告朝の蝉・・・・・・・・・・夢   心(森川)

    あさがほや夕映え見ずにしぼむ恋・・・・・・菅原 互酬

    (1点句)

    八代目宇宙朝顔咲く花壇・・・・・・・・・・・悠閑亭徹心(宮内) 

    蚊帳ありの札そのままに店仕舞い・・・・・・・小西 小牧

    朝顔の色染めにし母偲ぶ・・・・・・・・・・・鴇  香子(朝倉)

    床の窓に飛び込む蝉時雨・・・・・・・・・・・鴇  香子(朝倉)

    マンションのベランダに咲く夏布団・・・・・・青木 艸寛

    朝顔の揺れ招きたり新店舗・・・・・・・・・・武   美(小川)  

    曲に乗りぐんぐん伸びる大花火・・・・・・・・武   美(小川)         

    ゆかた着て一歩後ろをあるく君・・・・・・・・菅原 互酬

    洪荒(こうこう)の入道雲の立ち姿・・・・・・菅原 互酬

    樹に登り立つ少女や夏帽子・・・・・・・・・・鷹  嘴(安居)

    (投 句)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

    黄朝顔江戸期に絶えて幻に・・・・・・・・・・悠閑亭徹心 

    朝顔の色水遊び遠い日の ・・・・・・・・・・ 小西 小牧

    渋滞に世の様(さま)映し盆の入り・・・・ ・・ 小西 小牧西 

    お揃いの浴衣跳ね上げ靴が鳴る・・・・・・・・漆野 達磨

    早起きの朝顔の眼に露一滴・・・・・・・・・・青木 艸寛・

    走馬燈静かに語る過ぎしこと・・・・・・・・・青木 艸寛

    風流れハンドル軽く処暑の夜・・・・・・・・・武   美(小川)

    牽牛子(けんごし)を掌に乗せ見つめおり・・・鷹   嘴(安居)   
    核のゴミ行く先はなし蓮華沼・・・・・・・・・ 鷹   嘴(安居)

       

    1. 句会後記 鴇 香子(朝倉)

      1年以上たってやっと体調も少し落ち着いてまた「ゆづりは」に復帰しました。その間、毎月俳句の会の情報を飽きずに送ってくださった漆野さんに感謝をしています。俳句の心もなくしていましたのでどのように作ったらよいのか手探りの状態ですが、あと何年生きるかわからない命、その記録だと 思って、感じたことや歌っておきたいことを俳句にしようと思っています。

       久しぶりの会合に皆さん笑顔で出迎えてくださりそれぞれの人柄の良さを嬉しく感じました。

       これからもよろしくお願いします。 

    (以上)

         交譲葉 会員 29.8.26       


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by tnagareyama | 2017-08-30 13:42 | 俳句の会「交譲葉」 | Comments(0)


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